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戦国武将が行った神頼み(その2)

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かつての名だたる戦国武将たちも、
戦いを前にして、その戦いに何としても勝ちたいと
神様に願いを捧げるということがありました。

 

もちろん、戦国武将たちが戦勝祈願のために
信仰するだけでなく、必ず勝利を収める
ということを家臣や領地の住民に
知らしめる意思表示でもあったのです。

 

また、戦国武将たちが戦の際にかぶっている兜にも
神仏への信仰の気持ちが込められています。

 

例えば、戦国武将の1人であり、武田信玄の
ライバルともされていた上杉謙信がかぶっていた
飯綱権現付兜と呼ばれてますが、そもそも飯綱権現は不動明王を化身と言われており、
戦勝祈願に信仰されていた神様です。

 

つまり、上杉謙信の兜には不動明王を神を宿していたということが出来ます。

 

さらに、信仰している神社に戦勝祈願を行ったことで、見事に戦に勝利した際には、
その神社に対して厚遇を授けるケースもありました。

例えば、毛利元就は陶晴賢との戦いに勝利したことで、
厳島神社のご加護として、大規模な修復を行ったとされています。

 

多くの戦国武将に信仰された軍神

毘沙門天 説明 摩利支天 説明 八幡大菩薩 説明
もともとはインドの神クベーラ
とされ、多聞天とも呼ばれる。帝釈天に仕える四天王の一尊として、守護神、武神とされている。日本以外のアジアの広い範囲で信仰されている。

毘沙門天⇒ 詳細ページ

もともとはインドの神マリシ。
陽炎を神格化したものとされ、実体がないので傷つくこともなければ、逮らえられることもないとされ、その特性から軍神として信仰を集めた

摩利支天 ⇒ 詳細ページ

日本独自の軍神。
ハ幡神を祀る社は日本一の数ともいわれる。神仏習合により仏教と融合
し、ハ幡大菩薩と呼ばれるように。源氏の氏
神でもあり、多くの武将に崇敬されてきた。

八幡大菩薩 ⇒ 詳細ページ

勝軍地蔵 説明 妙見菩薩 説明 不動明王 説明
鎌倉時代以降、武土たちが信仰した軍馬にま
たがった地蔵菩薩。戦が困難に陥ったときに
地蔵に祈ったところ勝利に導いてくれ、身代
わりに矢をうけてくれたというエピソードも。

勝軍地蔵 ⇒ 詳細ページ

北極星、北斗七星を神格化して生まれたもの。妙見とは優れた視力、という意味。北斗七星のうちのひとつの星、破軍星は戦の行方を決めるものとして、武士の信仰を集めた。

妙見菩薩 ⇒ 詳細ページ

大日如来の化身とされ、煩悩を抱えるすべての人を紋うため、その覚悟から憤怒の姿をしている。お不動さんの名で親しまれ、特に日本での根強い信仰がある。

不動明王 ⇒ 詳細ページ