八幡信仰と石清水八幡宮
やわたのはちまんさんとして親しまれているのが、京都府八幡市にある石清水八幡宮です。
石清水八幡宮は、裏鬼門と呼ばれ寺院や神社が守るべき場所とされた西南の方角に位置し、京の都を守ってきました。
また、石清水八幡宮は、八幡信仰の観点から見ても大変重要な存在です。
日本三大八幡宮の1つとして、八幡信仰の祭神である八幡大神を祀っており、本殿の中央には応神天皇、東には神巧皇后、西には比売大神が祀られています。
八幡大神は、都の守護神や国家安定の神様として信仰されていますが、勝負必勝の神様、厄除け開運の神様としても広く信仰されています。
特に石清水八幡宮の厄除けに対する信仰の歴史は古く、現在でも指折りの厄除け神社として、多くの方が足を運んでいます。
厄除け以外にも、必勝祈願、合格祈願、安全祈願、家内安全、安産といった祈祷も年間を通して行われています。
八幡信仰の祭神の1人である神巧皇后は、安産の神様としてもよく知られているので、妊娠5ヶ月目の戌の日に安産祈願を受けて腹帯を身につけるという風習が、現在でも行われています。
岩石清水八幡宮は、京都府八幡市の男山山頂にある神社です。
平安時代はじめの859年に僧・行数律師が創建。
国家鎮護の神として朝廷から信頼されるようになります。
本殿などの建造物16棟等が国の重要文化財に指定されて、
本社は伊勢神宮に次ぐ国家第二の宗廟とされています。
勝負必勝、厄除開運など多くの信仰を集めています。