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商売繁盛の神社 西宮神社(にしのみやじんじゃ)

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西宮神社

西宮神社について

西宮神社(にしのみやじんじゃ)は、兵庫県西宮市にある神社です。


西宮神社は、日本全国に
3500社以上あるえびす蛭子神系のえびす神社の総本社であります。

 

創建の年代は平安時代といわれており、中世以降は海上安全や漁業の
神様として、そして商売の神様として広く信仰されるようになっていきました。

 

三連春日造(さんれんかすがづくり)と云う珍しい構造の本殿。

 

江戸時代寛文三年(一六六三)に四代将軍家綱の寄進になる国宝の本殿は、
昭和二十年の空襲により烏有に帰してしまいましたが、昭和三十六年、
桧皮葺から銅板葺に変わった他は、ほぼ元通りに復興され、今は銅屋根も古色を帯び、 えびすの杜を背景に佇んでいます。

 

戎(えびす)の名は平安時代後期には 文献に度々記載されています。

 

古社廣田神社の浜南宮の内に鎮座したえびす大神は、漁業の神として
信仰されていましたが、この西宮は西国街道の宿場町としても開け、
市が立ち、やがて市の神、そして商売繁盛の神様として、
灘五郷の一つ西宮郷の銘酒と共に、隆盛を極めるようになります。

 

現在では一月九日、十日、十一日の「十日えびす」には百万人に及ぶ参拝者で賑い、阪神間最大の祭として全国に知られています。

 

九月二十二日の例祭と翌日の渡御祭、和田岬までの海上渡御、産宮参りも、
秋の西宮まつりとして地元の人々の大きな楽しみとなっています。

 

通称赤門と云われる表大門は、豊臣秀頼公の奉献によるものとされ、桃山建築の遺構を残し、
その左右に連なる全長二四七メートルに及ぶ大練塀と共に重要文化財に指定されています。

 

また境内えびすの森は兵庫県指定の天然記念物となっています。

 

地元では「西宮のえべっさん」と呼ばれ、親しまれています。