戦国武将に人気のあった不動明王
不動明王と聞けば、非常に恐い表情をした
像を思い浮かべる方も多いかと思います。
激しく燃え盛る炎を背に、右手には宝剣を握り締め
、岩の上に立っている…それこそが不動明王です。
一般的に地獄から天界までには
6つの段階があるとされています。
地獄から始まり、
餓鬼、畜生、修羅、人間、そして天界の6段階です。
人は死ぬことで、この6つの段階を順繰りに輪廻していくと
考えているのですが、その中で悩みや執着に捕われる
場合も当然のようにあるのです。
そんなとき不動明王は、その迷いや悩み、欲望などを
断ち切り、自分たちに進むべき道を示してくれるのです。
つまり、衆生に対して救済してくれる存在であり、
戦国武将にも人気があったのが不動明王と言えるでしょう。
現在でも多くの寺院で不動明王が祭られています。
有名なものを挙げるとすれば、千葉県成田市の成田山新勝寺、東京都の高幡不動や目黒不動、
滋賀県の延暦寺、京都の東寺や金閣寺、奈良県の唐招提寺や長谷寺
和歌山県の金剛峯寺などがあります。
戦国武将に人気の代表的軍神
戦国武将に人気の代表的軍神 9万8000いるとされていた軍神だが、 特に多くの武将に信仰された軍神について取り上げてみよう。 |
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もともとはインドの神クベーラ とされ、多聞天とも呼ばれる。帝釈天に仕える四天王の一尊として、守護神、武神とされている。日本以外のアジアの広い範囲で信仰されている。 |
もともとはインドの神マリシ。 陽炎を神格化したものとされ、実体がないので傷つくこともなければ、逮らえられることもないとされ、その特性から軍神として信仰を集めた |
日本独自の軍神。 ハ幡神を祀る社は日本一の数ともいわれる。神仏習合により仏教と融合 し、ハ幡大菩薩と呼ばれるように。源氏の氏 神でもあり、多くの武将に崇敬されてきた。 |
鎌倉時代以降、武土たちが信仰した軍馬にま たがった地蔵菩薩。戦が困難に陥ったときに 地蔵に祈ったところ勝利に導いてくれ、身代 わりに矢をうけてくれたというエピソードも。 |
北極星、北斗七星を神格化して生まれたもの。妙見とは優れた視力、という意味。北斗七星のうちのひとつの星、破軍星は戦の行方を決めるものとして、武士の信仰を集めた。 | 大日如来の化身とされ、煩悩を抱えるすべての人を紋うため、その覚悟から憤怒の姿をしている。お不動さんの名で親しまれ、特に日本での根強い信仰がある。 |