伊勢信仰と伊勢神宮について
江戸時代、多くの人々を
駆り立てた伊勢信仰とは、伊勢神宮に参宮する事をさします。
具体的な伊勢信仰の目的としては、信仰自体が目的のものもあれば、
旅行として楽しむ事が目的のものもあったようです。
伊勢神宮は、内宮と外宮と呼ばれる2つの建物に分ける事ができます。
内宮と外宮では、場所は勿論、祀られている祭神も異なるので、
参宮する際には注意して下さい。
伊勢神宮の内宮の正式名称は、皇大神宮です。
祭神として祀られているのは、
天照大神であり、天皇家の先祖と呼ばれています。
日本の祖神としても、よく知られている神様です。
外宮の正式名称は豊受大神宮で、祭神は豊受大御神です。
豊受大御神は、五穀の神様です。
つまり、伊勢神宮の内宮と
外宮の両方に参宮する事が、伊勢信仰なのです。
一般的な神社とは異なり、
建物が2つに別れている為、参宮にも順序が定められています。
まずは外宮に参宮し、
続いて内宮へといった順序で訪ねるようにして下さい。
天照大御神を祭神とする皇大神宮(内宮)と
衣食住を司る豊受大御神を祭神とする豊受大神宮(外宮)を
はじめ125社の神社の総称を「神宮」とします。
伊勢神宮は、
古くから「お伊勢様」と親しまれ信仰を集めています。