出雲信仰と出雲大社について
神無月と呼ばれる10月に、全国各地の神々が出雲大社に集まるという話を聞いた事はないでしょうか。
こうした民間伝承も、実は出雲信仰の1つなのです。
その昔、御師によって全国各地に広められた出雲信仰は、現在は出雲大社教という宗教団体に形を変えて、現代でもその教えを全国各地に広めています。
出雲大社の主な祭神は、大国主命です。
そんな大国主命と縁のある五神も、共に祭神として祀られています。
祀られているのは、天之御中主神、高御産巣立日神、神産巣立日神、宇麻志阿斯訶備比古遅神、天之常立神の五神です。
主な祭神である大国主命は、縁結びや五穀豊穣、幸福の神様として知られているだけでなく、大黒様と呼ばれ、出雲信仰以外の場面でも広く親しまれています。
また、打てば好きなものが出てきたり、願いが叶えられたりするとされる打出の小槌も、この大国主命の持ち物と言われています。
また、出雲大社は文化財としても非常に価値の高い存在です。
本殿は国宝に指定されおり、その他にも数多くの建物が重要文化財に指定されています。
出雲大社(いずもおおやしろ、いずもたいしゃ)は、根県出雲市にある神社です。
出雲大社に祀られている大国主大神は、過酷な試練に耐えた神で、
開拓や再生の神などさまざまな神格をもち、広く信仰されています。
大国主大神は神話「因幡の白兎」でも親しまれていて、出雲大社には、その銅像もあります。