画像引用;ウィキペディアより
伊勢信仰について
伊勢信仰が広まったのは、江戸時代とされています。
その理由としては、
旅行としての参宮と信仰の為の参宮の2つが挙げられます。
実は、参宮が禁止されていた時期があった事をご存知でしょうか。
それは、律令制度が行われていた奈良時代から中世の時期です。
この時期は、参宮が禁止されていました。
しかし、室町時代になると将軍家が度々参宮する事となりました。
この参宮をきっかけとして、守護大名や戦国大名達も参宮を行い、
江戸時代には武家や農民にまで伊勢信仰として広がったとされています。
また、江戸時代に伊勢信仰が普及した事に関しては、
御師の存在も欠かす事ができません。
御師は、全国各地を歩き回っては、
伊勢神宮への参宮を宣伝していました。
そして伊勢神宮で頂いたお札を、全国各地の檀家に配布していた為、
伊勢信仰に大きく影響を与えたとされています。
さらに御師は、伊勢神宮で参宮客を案内する役目も担っていた為、
現代で言う所のツアーガイド的存在であったとも言えます。
伊勢神宮には、天照大御神〔内宮〕、
翁受大御神(外宮)のほかに123の宮社があります。
つまり125の神社を総称した
「神宮」を詣でることを伊勢信仰といいます。
勧請した神社が、全国各地に1万8,000余社あり、
伊勢詣は江戸時代に庶民の間で
大流行し「伊勢講」などの組織が全国的につくられました。
伊勢神宮は、20年に1度、すべての
社殿を立て替える「式年御遊」が行われます。
神名:天照大御神(内宮)/豊受大御神(外宮)
[伊勢せきや]参宮おせち絵馬三段重「福祥」