全国に広がっている八幡信仰
八幡信仰は、八幡三神と呼ばれる神々に対する信仰であり、
大分県宇佐市の宇佐神宮が由来とされる説がほとんどです。
また、鎌倉時代に源氏が氏神とした事によって、
八幡信仰は全国の武士に広がっていったとされています。
源氏は、京都に建立された石清水八幡宮から、
鎌倉の鶴岡八幡宮に分霊を行ったほどです。
八幡信仰は、時代に応じて
変化しながら信仰され続けたという特徴を持っています。
特に、第二次世界大戦中には、軍の神様として信仰されていました。
高齢化や過疎化といった理由によって、祭りの維持が難しくなったと
される現在でも、京都の祇園祭りや大阪の天神祭りといったように、
華やかな祭りが盛んに行われています。
つまり、現代にもきちんとマッチしていると言えるでしょう。
八幡信仰は、全国に広がっており、
八幡宮と呼ばれる神社は4万ほど存在すると言われています。
その数の多さは、稲荷神社に次ぐほどであり、
祭神による分類で見てみると、全国最多の神社とされています。
かつて応神天皇(誉田別尊)は、
僧侶の姿をしていて、仏教の守識神であるとされていました。
皇室の守護神として、中世以降は、
源氏の氏神として、武家の間でも信仰を集めてきました。
現在でも、武術や勉学の神として信仰されています。
八幡信仰に分類される神社の数は、1万社とも2万社ともいわれます。
神名:応神天皇(誉田別尊)