神道における稲荷信仰と農夫の関係とは?
日本では「お稲荷さん」という
言葉を良く耳にするかと思います。
この「お稲荷さん」とは、いわゆる稲荷大明神と呼ばれる日本における神様の一つで、
全国に稲荷神社が存在しています。
この稲荷大明神も神道の一種です。
現在の京都にある伏見稲荷大社に鎮座しており、
そこから勧請されて
全国に稲荷神社が広がっていきました。
それは稲荷大明神が農業や食物といった、人間が
生活を営む上では必須のものをつかさどっている
神様であったため、より人々は重要視したのです。
稲荷大明神を信仰することを、稲荷信仰と呼んでいます。
しかし、この稲荷信仰そのものは、神道の一種であるものの、
農夫たちへの感謝の気持ち…神聖性によるところが大きいのです。
稲をしっかりと生長、乾燥させ、人の手で
処理をするところまで育て上げたことへの感謝を示しているのです。
つまり、稲荷信仰は農夫たちがせっせと稲作を行い、
我々の食生活を平安に行えることへの感謝が由来ともいえるのです。